最期に僕ができること

セッションさせて頂いたお話の中でのエピソードをご紹介します。
昨年秋に旅立たれたLEO。
LEOは、もう1匹のゴールデン、陸と一緒に暮らしていました。
(写真、左手前がLEOくん、右奥が陸くん)
セッションで、陸のことどう想っていたの?と聞くと、
LEOから伝わってくるのは、
広くて優しくて暖かい・・・
そして時にはしっかり強い責任感のある父性のエネルギーでした。
LEOは、生前から、年下の陸を”弟”という存在ではなく、
「息子」のように想っており、父親として静かに穏やかに彼を愛していました。
陸は足の病気を患っていました。
大好きなボール遊びもできず、不自由さを感じていました。
病院通いも続いていました。
ひとつの命が旅立つとき、大きな浄化作用が働きます。
LEOは自分の旅立ちに伴って、陸の病を、自分の命と共に天へと浄化させました。
彼にとっては、それがとっても誇らしいことと感じていました。
最期に、陸にとって父親らしいことをしてやりたい。
陸の、不自由さを解消してあげたい。
陸にはもっとアクティブに犬生を楽しんでもらいたい。
それが最期に、家族のために僕ができること。
LEOはそう想い続け、旅立ちのときを迎えます。
そして彼の願いが、叶います。
LEOが亡くなった後、
陸の足の病気は、獣医さんも首を傾げるほど奇跡的に回復しました。
セッション後、飼い主様のご感想
先日はありがとうございました。
緑の自然豊かなところをノーリードでゆったり歩いてる、ときどき振り返って、パパとママを確認してまた歩く、、、
まさに、LEOのお気に入りのお散歩でした。
陸の足は、今では大好きなボール遊びを楽しめるように元通りになりました。
同時にホルネル症候群も回復し、完治しました。
LEOの起こしてくれた奇跡なんですね。
LEOの声が聞けてとても嬉しかったです。
犬生を満喫したということで、すぐには生まれ変わって帰ってくれないのは淋しいですが、ずっとそばに居てくれてるようでうれしく思いました。
お忙しい中、LEOとの間を取り持っていただきましたこと。
大変感謝いたしております。ありがとうございました。
誰かを愛し、誰かを守る。
シンプルでまっすぐで深い愛。
こうしたLEOのような、奉仕精神が高い魂は、もともと持っていた魂の性質に加え、愛情豊かな人間との暮らしの中で、より深く養われていき、様々な経験を経て、こうして誰かのために役割を果たすことが、自分自身の喜びであり、幸福であるという境地に達していきます。
共に暮らす動物が旅立った後、ご家族に良い変化が起きることがあります。
今回のように、ご家族の誰かの病が回復した、だけではなく、
大事な難しい試験に合格した、仕事がうまくいった、良い知らせが舞い込んできた、縁に恵まれた、危機一髪のところで助かったなど・・・
それらはきっと、亡くなったあなたの愛する動物が、「恩返しがしたい。」「愛する者を守りたい、導きたい。」という彼らの魂の働きによって、様々なシンクロニシティ、奇跡的な偶然を起こしているのです。
そんなときは、何か心当たりに気づいた時点でかまいませんので、天界にいる子たちに、めいいっぱいの「ありがとう!」を送ってくださいね。
「私たちのためにそんなことしなくていいのに・・・」なんて思ってしまうと、彼らを残念な気持ちにさせてしまいます。
「助かったよ!本当にありがとう。」と思ってあげてください。
彼らはきっとまた喜んで、これからもあなたをサポートしてくれるでしょう。