バイバイ、またね。

深夜 2:22。
あの子からのお別れのメッセージが脳裏をよぎる。
ついに訪れてしまったこの時に、悲しみと悔しさを抑えて、最後のメッセージを託してくれる彼女の想いに応えるべく、アニマルコミュニケーターとして、伝わってくる彼女の想いを書き留める。
最後の一言、
『ありがとう。バイバイ。』がどうしても書きたくなくて…文字を入力する指が進まない。
意を決して、飼い主の友人にメッセージを送信する瞬間、電話が鳴った。
たった今、旅立ったと。
2:22 は、ちょうど昏睡状態に入った頃でした。
ファビ。
最後の最後まで、貴女は強かった。
しっかり者で、純真で、チャーミングでした。
トモダチでいてくれてありがとう。
幼少期、『私は、頭と体を使って犬の能力を高める!』と、将来の目標を語ってくれたファビ。
その目標を叶えるため、ママと二人六脚で、コツコツまじめに様々なトレーニングや、訓練競技会にチャレンジして、優秀な成績もおさめましたね。
旅立ちのメッセージも訓練が大好きなあなたらしいものでした。
なんでみんな死んじゃうのかな。って、お別れの度に、子供みたいに泣きながらいつも思うのです。
犬の一生はあまりにも短い。
これまで旅立ったみんなが教えてくれた、たくさんの事を胸に。
そしてまた、あなたたちのために、生きる事を約束する。
バイバイ、ファビ。
また『訓練』しようね。