繁殖という責任。

うーり9歳♀


昨年末頃から、うーりは視力を失ってきています。

進行性網膜萎縮、通称PRAです。

PRAは遺伝疾患です。

2000年冒頭からダックスフントが爆発的に人気になり、無計画な乱繁殖によって遺伝キャリアが多くの子達に受け継がれ、発症する子が増えてきました。

今では、PRAのキャリア検査もできますが、検査を実施してるケースはまだ少なく、キャリアを持った個体が繁殖に使われている可能性は否めません。

ダックスに限らず、犬種によって様々な遺伝疾患があります。

繁殖に携わる方々、ブリーダーさんの中には、遺伝疾患を減らし、健全な個体の育成を目指して取り組んで下さってる方もいらっしゃいますが、まだまだ『売れればいい』という無責任で無計画な繁殖が行われている事も。

繁殖にはそれ相応の犬種に対する情熱と学び、そして命を産み出す責任が伴います。

両親犬ともに体躯構成が健全で、遺伝的マイナスな要因が見られず、健康で、その犬種らしさを保ち、性質も安定していること。

この先、純血種を迎える際には、そうした犬種の健全性に努めているブリーダーさんからお迎えすることで、遺伝疾患を持つ犬たち、その飼い主さんの苦しみを減らす手助けとなります。

この先、様々なところでこの世に産まれてくる子達、みんな健康で幸多き一生を過ごせますようにと願わずにはいられません。

ちなみに、うーりは、飼い主の まりちゃん @mariuritime のエネルギーを今までよりも、より繊細に感じるようになってきて、日常生活も支障なく、ユーモアたっぷりで明るい毎日を楽しく過ごしています✨